雅楽の楽器を用いず西洋楽器のみによる編成でも、雅楽の音楽構造に着想を得て作曲された作品は多い。
まず近代では、近衛秀麿が1931年に「越天楽」をオーケストラ用に編曲した。これは創作的な意図は含まず雅楽の旋律や音色を忠実にオーケストラで再現したもので、指揮者レオポルド・ストコフスキーによっても度々演奏された。
現代においては多数の作曲家が雅楽から着想を得ているが、まず第一に挙げられる例としては、松平頼則が雅楽に着想を得た作風を基本としながらもセリー技法や不確定性など当時の前衛的な技法を取り入れた多数の創作を手がけ、オリヴィエ・メシアンやピエール・ブーレーズにも影響を与えた。
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オリヴィエ・メシアンは日本旅行の印象をまとめた小管弦楽のための「7つの俳諧」を作曲した。その中の第4曲に「雅楽」と題した楽章があり、小管弦楽アンサンブルによって雅楽の音色が模倣される。
若い世代としては、望月京が自作について雅楽の反復語法より着想を得たと述べている。
ポップスの分野では篳篥の東儀秀樹が、篳篥の音色を生かしたポピュラー音楽の編曲および自作を演奏し、メディアにも頻繁に出演するなど、雅楽のイメージを一新し一般に紹介している。